第３話〜アメリカへの旅 (出発編)〜

2023年９月17日(Sun) 午前6:50、宮崎空港１F・ソラシドエアカウンター前に集合。
「髪を束ねたオッサンがいるから、直ぐに分かるはず」と事前に伝えてはいたけど、待ち合わせ場所へは菜々美ちゃん（娘の友達）が先に来て待っていて、私の事を見つけてくれた。彼氏と一緒に。

私「おはようございます、初めまして！」
菜「おはようございます。宜しくお願いします」
私「あれ？彼氏は一緒に行かなくてもイイの？」
彼「あっ、ぼ、僕はイイです。怖いです…」
私「わかった。では彼女の無事を祈っていてね。行って来ます！」

今年早々に接触事故が起きてしまったけど、国内線は、よっぽどの事がない限り、比較的に安心安全だ。問題は国際線だ。困ったもので、初日のトラブルは、いきなり出発ゲートから始まったのだ。

羽田空港・第３ターミナル(国際線)には、計５ヶ所の「外貨両替所」がある。トラべラックス・SBJ銀行・みずほ銀行、中でもみずほ銀行で替えるのが一番お得だ。これは７年前と変わらなかった。７年前は１ドル＝103円。今回(９月下旬)のレートは１ドル＝151円。前回の渡航の際には、私は30万円を両替したけど、米国での支払いは全てクレジットカードで、現金を使う事は無かった。
菜々美ちゃんが「いくらぐらい両替しましょうか？」と聞いてきたので、私は「１万円でイイんじゃない？記念両替テキな…」と応えた。なんなら、私の余ったドル紙幣を全部持って来れば良かった。両替すれば1.5倍に化けたのにね♪

（羽田空港第３ビル屋上デッキより）

さぁ、いよいよハラハラドキドキの国外逃亡の時間！
搭乗ゲートの前に並び、我々の改札チェックインの番…
その時、グランドスタッフの日本人から、高速の英語で語りかけられた！
「ペラペラペラペラ～？」
「I’m Japanese. Please Speak more Slowly 」
私からの要望など受け入れず、更に容赦なく悠長な英語で質問してくるのだ！
グランドスタッフにはいつもの笑顔もは無く、真剣な表情でキツく問いかけてくる〜
「l’m sorry. Please speak Japanese 」
(参った。降参だ。おいおい、何のテストなんだ？)
我々が白旗を上げた後、グランドスタッフの女性はこれまでとは一変し、優しく丁寧な日本語で話してくれた。
「あなた方は、非常口付近の席を予約されています。こちらの席の方々は、有事の際には客室乗務員と共に、緊急のお手伝いをしてくださる必要があります。」
(私のような拙い英語力では、心ではお手伝いをするつもりでいても、緊急時の対応は無理ってコトなのね…)

後ろのお客様に先を譲って、我々は数分間、待たされた。
「ごめんね、菜々美ちゃん。非常口付近の席はね、他の席より１万円くらい安いから、そこを予約してしまった〜」
最終的には［SkyChiket］だったかな？　数ヶ月前から検索して、Web上で沢山の旅行代理店の格安チケットを、毎晩のように比較し検討を続けた結果、私はとにかく安い航空券を見つけて購入した。
格安航空券だけに、『座席指定』において、全席それぞれ値段が違うのだ。預けるトランクの有無、機内食の有無、「全てサービス」の時代は終わったのだ！

依って２人の席はリセットされ、バラバラとなり、仕方なく搭乗した。追加料金は要らなかったので、ラッキーだと思うしかない…

11：00羽田空港発→朝6：00LAX（ロサンゼルス空港）着、約11時間のフライト。たっぷり食べて呑んでぐっすりと眠って、現地での活動に備える。
前回の一人旅と同様、機内での話し相手はいなくなったが、菜々美ちゃんに気兼ねなく今は眠る時～『行きはとにかく寝ておく。帰りは寝ちゃダメ』これが時差ボケを防ぐコツなのだ！
（ひとりぼっちで不安じゃないかな？）
（大丈夫、子供じゃあないんだから）

（チキンカレー、ポテトサラダ、大根きゅうりサラダ、赤いのはババロアの上にゼリー）

よくある機内食の選択肢は、ビーフ・チキン・フィッシュ、以前は３食出て来た。今は２食。到着前は、おやつ的なモノだったので、2.5食か。
白ワインを３杯いただき、ぐっすりと寝た。
身も心も完全にトリップした。これでイイ♪
L
LAX（ロサンゼルス空港）
パリ五輪の次は、L.A.五輪。その為か、空港のあちこちが工事中。ピカピカの新品でも、至る所ゴミの散らかし方がハンパなく、とても残念…　ゴミひとつ落ちていない日本は、本当に美しい！
大谷翔平みたいに『ゴミ拾い＝運を拾う』を行ったら、ココで相当な運を掴みそうだ☆

（第４話～娘との合流、そしてエンゼルススタジアム～へとつづく）